「自分らしく生きる」~在宅医療は今。そしてこれから~
今日は、西区医師会さんの主催する区民啓発企画 「自分らしく生きる」~在宅医療は今。そしてこれから~ に参加しました。場所は西公会堂です。初めて座談会に参加させていただきましたが、年に数回講師をやっていたためか、多少の緊張程度で楽しめました。
映画「ピア~まちをつなぐもの~」
まず「ピア~まちをつなぐもの~」を見ました。とってもいい映画ですね^^
この映画を見たことで、一歩立ち止まれた気がします。
仕事を振り返ることは大事だと実感
いつも忙しく自分の仕事を振り返る余裕がなというのが現状です。一段落したころには次の仕事、そんな状況です。この映画を見たことで、自分自身の日々のケアマネジメントを振り返ることができました。
当たり前ですが、ケアマネの仕事ってとっても重要なんだと認識しました。初心に戻った感じです。
ケアマネジメントがあまりにも当たり前になりすぎており、重要性をだいぶ忘れておりました。お恥ずかしい。。いかんなと反省しました。
映画の中でしていたように、利用者に寄り添った支援をしていきたいなって思いました。
人の人生に足を踏み込む仕事です。生まれる時も大事ですが、最期の締めくくりだって大事です。人の人生歴史あり、その歴史ある人生を締めくくるわけですから。
是非見てください。私のように初心を思い出すかもしれません^^
この映画がすごいところ
この映画本当にすごいですよ!ケアマネさんはみてほしいですね~。映画なので、当然現実とは異なる部分があります。それは仕方ありません。
この映画は在宅診療をフォーカスしているのですが、ケアマネさんが準主役的な立ち位置なので驚きです(笑)
訪問看護でもヘルパーでもありません。ケアマネです!
ケアマネさん、いつも何やっているのかわからない仕事と思われがちですが、この映画ではケアマネさんが大活躍しています!必見です^^
時代が進みました!
多職種での座談会
座談会は、もっと時間があればいろいろとお話ししたかったです。
ちいさっ!見えないですね!
大きい写真はもはやぼやけています。無念!
時間が短かったので、ほとんどお話しできていません。話したいことは沢山あるのですが;^^
司会の増田先生から、職種として困っていることは何かとのお題を上げていただきました。
「人の人生に足を踏み入れる職種だからこそ、失敗はしたくない。そう思っていても失敗することもあります。そういったところで困っているケアマネさんは多いのではないかと思います。」
少なくとも私やトライドケアマネジメントではそうだと思っています。
それ以上の発言はしていませんが、それに付随し、支援するチームのメンバーは極めて重要です。
誰でもいいのではないのです。うまくいくメンバーでなければいけないと強く感じます。それが人の人生に関わる職種だからです。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)
司会の増田先生からACP(アドバンス・ケア・プランニング)の話がありました。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは、以下になります。
自らが希望する医療・ケアを受けるために、
大切にしていることや望んでいること、どこで、どのような医療・ケアを望むかを
自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、
医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組を「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と呼びます。
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/saisyu_iryou/index.html
厚労省の人生会議のポスター問題に対するところからのお題です。
アプローチの仕方が賛否両論だと思いますが、人生会議というとても大切な題材がフォーカスされたことはとても重要だと感じています。ポスター問題のおかげで自身の最期を考えるきっかけになった方も多いのではないでしょうか?
人生の最期をどう迎えたいのか?
トライドケアマネジメントは癌末期をはじめ、ターミナル案件の多いケアマネ事務所です。退院前カンファレンスでは、ACPに直面することは多いです。その人が望んだ最期を、少しでもかなえられるケアマネ事務所でありたいです。
今日は貴重な時間、ありがとうございました^^