最近、居宅介護支援の特定事業所の要件として、他法人の他事業所との勉強会や、事例検討が要件に追加されました。
その一環での実施ですが、4つの居宅介護支援事業所で合同事例検討会を実施しました。
結構楽しかったです。
今回の事例検討では、事例提出者のケアマネさんが、十分に効果のあるケアマネジメントができているように感じました。
それを良しとするのか、又は課題ととらえ更に介入していくのか?そこがポイントのように感じます。
形にならないものを見極めるには、人それぞれの感性が大きく働く為難しいのですが、そういったことを見極められるからこそ『ケアマネは専門職』といわれるのだと思います。『何を基準にバランスがとれているのか?』この評価が大切です。
課題に目が行きがちですが、一定のリズムで生活が回っていれば問題ないと感じます。
課題の優先順位やケースとの距離感が大事だと思います。
トライドの業務マニュアルにも入れていますが、いつ引き継いでも次のケアマネさんが困らない状態にすることが望ましいと考えます。
いつ引き継いでも次のケアマネさんが問題なく介入できる状況であれば、一定以上のケアマネジメントとして評価してよいというのが私の個人の考えです。
多くのケアマネは、自身のケースには厳しくなりがちですが、良い部分を探ししっかりと評価することが大事です。
ちゃんと評価できれば自分自身に少し優しくなれますし、優しくなれれば許すこともできます。その段階まで成長すると、もっともっとうまくいくケアマネは増えるように感じます。
ほどほどで丁度良く、バランスがとれていることを認識できることは、客観的な視点ではないでしょうか。
例えば分かりやすく具体的に言うと、電話が少ない、調整も少ない、残業がほとんどない。
私としてはこれが理想です。
ケアマネとして精度の高い訪問や調整ができているからこそ、無駄に労力をかけないのだと思います。
自身のケアマネジメントの視点を、事例検討で再認識できたことは、とても有意義な時間でした。
事例を提出してくれたケアマネさんに感謝です^^