ケアマネジャーのICT化介護ソフト比較

介護ソフト・介護システムは安くて高機能が良い!どんな機能が必要なのか?条件を精査!

何を重視する?介護ソフト・介護システムに求める機能

➀ICT化するには、絶対にクラウド型

ICT化するには、絶対にクラウド型

タブレット運用がしたい。利用者宅に訪問しその場で記録やモニタリング票を作りたい。賛否あるでしょうが、その場で帳票作成できれば、記録に関して帰ってきてからやることはほぼありません。効率的に働くことで残業時間を減らしたい。

介護保険者証や負担割合証を預からずに、その場で写真を撮りたい。介護保険者証や負担割合証は個人情報の塊です。出来るだけ預かりたくないと考えています。

単独型居宅なのでお金はかけられませんが、ここは大事!急がば回れで、タブレットは必要です。

開業当初は、 MediaPad T2 8 Pro※LTE対応モデル を使っていました。安くてお得です。現在も使っています(笑)でも従業員はiPad(cellularタイプ)です。持ち歩くなら個人的には2in1のPCか、iPad+キーボードが良いのではと感じております。

インストール型は個人的には論外です。アップデートもCDが送られ来て、自分たちでお願いします的な感じは、本当にあり得ません(‘Д’)

②ライセンスごとに課金されない

ライセンスごとに課金されない

結構、1ライセンス増えるごとにいくらといったパターンの管理ソフトがあります。しかもそんなに安くはない。
毎月支払いはこれだけですよ!といった料金形態の方がわかりやすいですし、人が増えても料金が上がることがありません。

しかも毎月の料金はできれば10,000円以下に抑えたいところです。家賃と同じく固定費ですから、ちりも積もれば山となります。

③電話サポートがある

電話サポートは必須!しかも料金に含まれている事!

「電話サポートは有料!」という介護ソフトあります。「無料の場合はメールだけのサポートです」とかもあります。わかりやすいのは表示されている料金にサポート料金も含まれており、しかも電話サポート付というのが一番わかりやすい。

介護ソフトで分からないことがあった際は、すぐに電話で聞きたい!そう思いますよね。ストレスなく滞らずに仕事がしたい。無料電話サポートは必須です。

探してみると結構ここで躓くことが多かったりするので盲点だと思います。とにかくタイムーにわからないことが解決する。しかも無料といとうのポイントです。

④提供票FAX時の表紙が作れる

提供票FAX時の表紙が作れる

この機能は意外と地味に活用できます。表紙が作れないソフトエクセルとかで作らないといけません。FAXの方が郵送よりも安く提供票を送れるので、この機能があるかないかは個人的にはとても重要!とくに介護事業者はは、小規模事業者が多いです。むだな経費はかけたくない、いや経費をかけられないといった方が正しいかと思います。

この機能は意外とないソフトが多いです。100万近い高額な介護ソフトでもFAXの表紙が作れなかったりします。

介護保険業界は古い業界です。よく言われるお役所仕事です。つまり紙が多くFAXもやたらといいです。いささかマニアックな機能かもしれませんが、あるかないかでは結構違います。

⑤課題整理総括表

課題整理総括表が作れると便利

課題整理総括表は必須帳票ではないので必要がないと言えばそうなのかもしれませんが、最近研修ではプラン、課題整理総括表の提出が求められます。その為、アセスメント、課題整理総括表、ケアプランとがすべて連動しているものがよさそうと考えておりました。これは結構難しいです。

まぁそういった機能があればいいぐらいの感じです。

⑥対応ブラウザ

対応ブラウザ

対応ブラウザーは、Fire Fox・IE・chrome、Safari等、主要なブラウザ全てで使えるものがよいです。今時IEだけとか良くないですね~。

個人的にはFire Fox・chromeには対応してほしいなって感じます。

介護ソフト・介護システム選びのポイント!

どんな機能で、費用はいくらか等、必要な条件を基にデモを繰り返すことがポイント!実際に画面を見て操作しないと分からないですからね。

一つづつ条件をクリアしていくと、BESTな介護ソフトがみつかると思います!紙に条件を書いたり、思い出したときにエバーノートに入力したりしていました。

介護ソフト比較

トライドケアマネジメントでは、開業前にいろいろと管理ソフトをお試ししました。
FCケア、介護ASP、けあ蔵、ほのぼのmini、ワイズマンセカンドライン、ワイズマンASPサービス(クラウド型)、カイポケトリケアトプスです。ワイズマンASP以外は、全てお手頃な介護ソフトです。FCケアはサービスが終了になり、けあ蔵は伝送だけのソフトになってしまいました。サービスが終了って困りますよね。そこらへんも見極めると安すぎるのも怖いです。

最終的に残ったのはこの2つ → カイポケトリケアトプスです。特にカイポケは有名ですね。介護保険業界のかなりの事業所が採用しているのではないでしょうか?安いことは大事、でも安いからと言って使い勝手の悪いソフトでは困ります。

特に使い勝手は個人によって異なりますしね。

無駄な機能が沢山ついていて、高い価格ソフトもあります。介護ソフトは大事なものですが、固定費ですので細かく見なくてはいけません。

トリケアトプスとカイポケの機能比較

トリケアトプス、カイポケ比較

情報が古かったら申し訳ありません。日々バージョンアップしていますからね。最終的にはご自身でご確認ください。

項目トリケアトプスカイポケ
価格1人200円

※上限5,000円

5,000円
1ライセンス追加時の価格

(ケアマネの人数が増えたときの追加料金)

無料無料
サポート料金無料無料
サポート手段電話電話
バージョンアップ無料無料
ブラウザFire Fox・IE・chromeFire Fox・IE・chrome
タブレットタブレット貸与なし

 

ipad,iPhoneではタブレット画面にて経過記録のみ入力可能

 

※その他の機能はPC画面入力

※Android,windowsタブレットもPC画面入力

iPad貸与(タブレット画面での入力可能なアプリ導入済み)

1台無料


2代台目より1台3,000円(通信費込み)

 

※Android,windowsタブレットはPC画面入力

 アセスメント 簡易的な簡単アセスメントがある

文字制限あり

 簡易的な簡単アセスメントがあるが、タブレットからのみ利用できる

文字制限あり

 課題分析シート 課題整理総括表の簡易版で、アセスメントと連動している(ワンクリック) なし
 課題整理総括表 アセスメントと連動している(ワンクリック) なし
 ケアプラン2票課題分析シートや課題整理総括表で導いた課題と連動している(ワンクリック)  なし
モニタリング前月分をコピーし修正できる 前月分をコピーし修正できる
ジェノグラム作成できる作成できない
集中減算ありあり
システムにない帳票豊富にダウンロード可能ダウンロードできるが豊富ではない
 請求請求ソフト不要 請求ソフト不要
 提供表送付 FAXの頭紙の作成機能あり FAXの頭紙の作成機能なし
 マスキングできる マスキングできる
 送付は郵送かFAXケアマネがカイポケ上でボタンをクリックするだけでサービス事業所に提供票を送ることがでる

パスワードでの保護

インターネットからサービス事業所へ送付

 写真の管理なし(R06.2月現在) タブレットで写真撮影し、カイポケ内で管理可能
ケアプランデータ連携システム1.2.6.7票に完全対応6.7票送信、または受信のみの一部対応

お互いにメリットとデメリットがわかれます。

トリケアトプス…

なんといってもアセスメント→課題分析シートor課題整理総括表→ケアプランへの連動が特徴であり、ケアプランが武器の私たちにとってはありがたい機能です。

カイポケ…

業務の効率化といえます。提供表送付がネットから送付できるのは実にありがたい。データでの送受信は、紙の節約、時間の節約につながります。経費や労力の節約にもなります写真をカイポケ内で管理できるのは、保険証紙で出力する必要がなくなるので便利といえます。1代目のiPadは無料、2台目のiPadは、通信費込みで3000円で貸与できます。とても便利ですね。

ただ、ケアプランデータ連携システムが広がれば、独自の連携はあまり意味をなさなくなります。カイポケ連携に固執している感が否めないのが残念です。きっと対応できるはずと思いますが、未だに一部のみの対応です。

トライドはケアプランデータ連携システムを真剣に取り組んでいます。ケアマネ、サービス事業所共に負担が軽くなる為、今後確実に必要なツールだと思います。運営しているのは一ベンダーではなく国ですから。カイポケを利用している事業所は、カイポケが一部しか対応していない為、ケアプランデータ連携システムを取り入れてもフルに機能を使えない状況です。正直、時代の流れに乗れていないベンダーではないかと感じてしまいます。ここにきて本当に残念だなって感じてしまいます。

ソフトに何を求めるのか?しっかりと考え選びましょう。