『ホスピタリティ研修』はトライドをよりブラッシュアップさせる素敵な時間でしたー---!

昨年に引き続き、トライドが最も大事にしているのはホスピタリティです。ちょうど7期が始まったばかりで、1年間の目標を立てるには最も良い時期です!

 ホスピタリティ研修

今年の講師は、ザ・ホスピタリティチーム株式会社代表の船坂先生にお願いしました。

価値の高い内容なので、スタッフの数が増えたら絶対にお願いしたいと思っていました。又私にとっても船坂先生を会社に招いて研修を行うことは、起業の一つの目標でもありました。

それが叶ったことは本当に幸せなことです。


研修の様子

研修なので席はくじ引きで。
事務さんに作ってもらいました。

 

長谷川、矢部CM、雨宮CM、木和田CMで参加、私の隣では事務:鹿島さんが写真を撮りながら一緒に参加してくれています。

お隣は、朝子CM、吉江CM、引野CM、高橋CM


ランチは、以前オーダーしたことがあるTANOJIさんのお弁当

見た目がきれいなお弁当は素敵です。ホスピタリティです(笑)

個人ワークと発表。事例研究ではよくあることですが、社内のホスピタリティや目標に向けたことなので結構本気です。

上手くいったことと、うまくいってなかったことを個人ワークで上げました。良い意見が出てるな~って思いました。嬉しくなります。

その中でもより具体的に意見を選別


トライドが向かうべき方向をみんなで検討

最後はグータッチ!

最終的にみんなで決めた結論です↓

2023年10月31日までに、私達は特定事業所加算Ⅰを達成することにより、一人一人が何をすべきかを考え、数字の価値を意識し、広い視点を持ち進化しながら、個人では成し遂げられない成果に、挑戦し続ける、社会に選ばれるチームとなる。

①挨拶にプラス一言、気持ちを乗せて
②自分に優しく、みんなに目配り、気配り、心配り
③自分の行動が、みんなの利益

チャレンジ野郎 VTEAM

私たちは単独型の居宅介護支援です。力でケースを囲い込む事はしませんし、そんな力もないです。

だからこそ、トライドは質を維持する為にマニュアル化やホスピタリティに力を入れてきました。これって結構大変なことなんです。間違いなくお気楽な居宅介護支援ではありません。だからこそ、今までの取り組みを更にブラッシュアップ、更には今回の研修でみんなで考えたことを実践すれば、必ず結果が出るはずなんです。そう信じています。

船坂先生との出会い

居宅のケアマネジャーになってから、数えきれないほど、職種としての課題、会社としての課題を感じてきました。常にもやもやしたものがあった私ですが、たまたま、以前の職場で船坂先生の研修を受けさせてもらう機会があり、それが初めての出会いです。

研修を受けた時、今まで考えていたことが全てホスピタリティに集約できると感じたのを今でも覚えています。

はじめて船坂先生の研修を受けて感じたこと

何度転職をしてもかわらない上司や会社に期待するのではなく、自分に期待する方がはるかに大きな価値を生むはず。同じ悩むにしても質の高いことで悩みたい。相手を思う気持ちでつながりたい。
こう思ったのは、8年程前のことです。
その時の思いが、起業や今のトライドにつながっています。

二度目の出会いは、書籍を購入した読者の中から、直接会って話ができるといった企画があり、ありがたいことにと当選しました(^^)目黒のオフィスで色々とお話をさせてもらいました。とても有意義な時間でした。

なので、トライドでの研修前に2度お会いしています。

とにかくホスピタリティというキーワードは我々サービス業にとっては、とても重要なキーワードであることは間違いないと確信しました。

そんなこともあり、今回の研修はとても感慨深く、起業当初の事を思い出しました。色々と紙に書いて今のようになれたらいいくらい考えていましたが、本当にそうなったことにも驚いています(^^;)

右も左も分からない中、色々なことがあり、決断してきたことが良かったように感じます。

起業した時から今に至るまで、会社のベースを決めたのはこの2つ

法人化するまでに、色々な本を読みました。分からないながらに、少しでもうまく会社運営をしたかったからです。本は、1,000円~2,000円程度の安価な価格で、社会で一定以上の成功をおさめた人が書いていることが多いです。それらの本の内容を、まじめに取り組んだらきっとまともな会社運営ができると考えたからです。

①船坂先生の研修や本から学んだホスピタリティメソッド

内容(「BOOK」データベースより)
『お客様や従業員の喜びや幸せの追求』の対価として、企業に売上や利益を生む。これこそが『ホスピタリティ経営』であり、21世紀最強の企業戦略。ホスピタリティは『自分ではなく、相手を想う心や行動』を意味する。したがって、お客様だけではなく、社内や、社会に対しても、自分ではなく相手を考えの中心に置くホスピタリティの考えは、企業経営において重要な役割を担う。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
船坂/光弘
ホスピタリティビジネスコンサルタント。ザ・ホスピタリティチーム株式会社代表取締役。Essential&COMPANY株式会社取締役。大学卒業後、ホテルのオープニングスタッフとして入社し、17年間ホテルマンとして様々なセクションを経験しながら、現場でホスピタリティを体現。その経験を生かしてザ・ホスピタリティチーム株式会社を開業。多くの企業のホスピタリティ経営の実現に向けたサポートや新しいホスピタリティビジネスの創造に向けたコンサルティング活動を通じて、サービス業界の発展と輝きののある社会を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

参考URL:https://amzn.to/3GaPx0j

はじめて船坂先生の研修を受けた後、すぐに本を購入しました。どんどん吸収できました。これを実践出来たら本当にすごいだろうな、早く実践の場で活用したい、そんな思いであっという間に読み終え、線を引いて、ページを折ってそこそこボロボロになるくらい読んでいたのを覚えています(笑)

この本の中で紹介されている書式は、トライドの評価システムの中でしっかり活用しています。

企業当初は現場が忙しすぎて、作ったマニュアルを活用することができなかったり、ホスピタリティを職場でいかせる余裕はありませんでした。あの頃はひたすら新規ケースに忙殺されていました。スタッフの数が多くなるにつれ、私がケースから一歩離れることができるようになってから、ホスピタリティメソッドをより活かせるようになった気がします。

②はじめの一歩を踏み出そう(マイケル・E・バーガー)

商品説明
著者は20年間にわたって、スモールビジネスを対象にした経営コンサルティング活動を行ってきた。アドバイスしてきた企業は25000社にも及ぶ。本書はその経験を生かし、職人の視点からスモールビジネスが失敗しがちな原因を分析。そのうえで、成功するためのノウハウを明かした本で、それが全米でもベストセラーになった大きな要因だろう。
本書によると、米国では毎年百万人以上の人たちが会社を立ち上げる一方、1年目に40%、5年目で80%以上が姿を消しているという。その多くは「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は十分に備わっている」という誤った仮定で事業を始めるからだ。実際には専門的な仕事をこなすことと、事業を経営することは全く別の問題だと述べる。帳簿をつけたり、人を雇ったりと、これまでに経験がないような仕事がわき出してきて、本業に手が回らなくなる。そうならないためには、収益を生み出す事業を定型化して、パッケージにしてしまうことが大事だ。つまり、自分がいなくても、ほかの人が同じように事業を回せる仕組みをつくることだという。そして、「どうすれば、ほかの人に任せても、事業は成長するだろうか?」などの質問を投げかけ、目標設定や組織戦略、人材戦略など、具体的なノウハウを解説していく。

職人タイプの経営者が本物の経営者になるために参考とするには最善の書であり、スモールビジネスに関心のある人にもおすすめしたい。(田中武)

出版社からのコメント
全米ベストセラー!「起業術バイブル」がついに登場!
本書は旧版もあわせて、20カ国語で翻訳され100万部以上の売上実績を持つ E-Myth Revisted の邦訳です。米「Inc.」誌(2000年10月17日号)が行った起業家向けアンケートでは『7つの習慣』『ビジョナリーカンパニー』を抑えてビジネス書として第一位に選ばれ、ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん』シリーズでは推薦書として取上げられています。
本書には、アップルパイを焼くのが得意で、パイの専門店をオープンした女性起業家サラが登場します。彼女がお店の経営に悩むなかで、経営コンサルタント(=著者)と出会い、議論を広げ、次第にスモールビジネスの経営ノウハウを身につけるという会話形式をとっています。
著者は、本書のなかで、スモールビジネスの経営者が陥りがちなワナをとても分かりやすく説明し、それを避けるための考え方を紹介しています。会社を経営する人、これから会社をつくる人、起業家精神を高めたい人に、ぜひおすすめいたします。また本書は、スモールビジネスの経営に携わっているみなさまを読者に想定して書かれたものですが、「個人の能力に依存しない組織を作ろう」という著者の主張は、あらゆる種類・規模の組織に有効なものだと考えています。
みなさまのキャリアにとって、本書があらたな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

参考URL:https://amzn.to/3hE35aG

この本は何度も何度も読み返しました。トライドがマニュアルを重視するのはこの本が始まりです。私はそもそもケアマネジャーをやろうと思って起業したのではなく、正しく仕事に取り組んだり、正しく評価できる会社を作りたいという思いで起業しました。

マニュアルは現実的で業務負担を減らし、質を維持できるものだと思っています。世間では、マニュアル=悪いものという認識もありますが、それは活用の仕方が間違っているのだと思います。相手への思いやりをベースに、実践可能なものを作り、活用できれば決して悪いものではないはずです。

例えば、人によってマネジメントの仕方や帳票に差が出ることはよくあることです。

どうやって改善するかと考えた時、改善策の一つがマニュアルです。記録の書き方を統一すればそこで差は埋まります。実地指導でも見やすいですし、時間の節約にもなります。こういった考え方もホスピタリティの一つだと考えています。

2冊の本が教えてくれたこと

この2冊の本は何度も何度も読み返して、ホスピタリティを基盤にした『理念、基本方針、運営基準を超えたケアマネジメントプロセス』等、誰が見ても基本に立ち返れるマニュアルを作ろうと思いました。

空いた時間でパソコンを打ちまくっていたのを覚えています。サプライズプレゼントもホスピタリティですが、ホスピタリティはもっともっと深いものです。

相手を思う事から始めたら、こんな風になると思っています

ご利用者様が喜ぶ、担当ケアマネも喜ぶ、会社も嬉しい、関係するサービス事業者も嬉しい、相互満足が築ける。同じ仕事をやっても、相互満足のある仕事とそうでない仕事では、明らかに前者の方が喜ぶ人が多いです。受け取る報酬が変わらなくても喜ぶ人の数が多い方が費用対効果が高いはずです。

言葉を変えると、

ご利用者様が喜ぶ、ケアマネは自信が持て、引いては人気者のケアマネになる。そういう人が多ければ多い程、仕事が増え会社としても利益が増える。更には会社の売り上げが上がれば、スタッフの待遇がある上に、法人税の支払いも多くなる。

人を育てるのは大変ですが、急がば回れ。人が成長するには会社が何をすれば良いのか?そこが大事ではないかと思います。

まとめ

研修最後のワークでは、特定事業所加算Ⅰを1年以内で算定するには、というワークを行いました。もはや、スタッフ全員での作戦会議です。

ブログでUPしていますが、R4年10月に特定事業所加算Ⅰ→Ⅱにダウングレードしています。実際には9月も10月も要介護3以上の割合は40%を超えています。ただ、あまりにもギリギリなので、数字が安定するまでは一度取り下げることにしました。ダウングレードは正直悔しいですが、みんな一つにならなければ算定は出来ない領域と考えると、ダウングレードしたのは仕方なかったことなのかもしれません。

会社としての取り組みや個人の努力で算定できると仮定するなら、失われた売り上げを取り戻しに行くしかないというのが結論です。

会社としての良い部分を振り返ることができ、更には今後の方向性をより明確にしてくれた研修でした。

船坂先生、ありがとうございました(^^)