ようやくできたホスピタリティ研修

ホスピタリティ研修

トライドを起業し6期目で、ケアマネジャーの人数が7名になったことと、余裕がある訳ではないですが、少しだけ余裕が取れるようになったことで、休業日の12/18(土)に実施しました。(土)の出勤分は振替休日をとります。

スタッフが楽しそうに参加していたので、とりあえずOKです。

研修機関は社労士さんに相談したところ『インフォテック・サーブ』さんを紹介してくれました。社労士さん、インフォテック・サーブさんありがとうございました。

講師の原先生ありがとうございました(^^)

今回の研修から見えてきたことは沢山あります。初めての取り組みだったので楽しければ良しなんですが、来年度はもっと攻めてもいいなって思いました。

なぜホスピタリティーに注目したのか?

今日は少しホスピタリティについて書いてみようと思っています。前職場でリーダー研修を受けた時の一コマとしてホスピタリティがありました。どの研修も有意義なものでしたが、ホスピタリティは本当に衝撃を受けました。いわゆる「おもてなし」ではありません。その程度と言ってはいけませんが、深い意味での「思いやり」だと感じました。経営セミナーに出た時も、やはりホスピタリティはキーワードだと感じました。

その時の講師は、『ザ・ホスピタリティチーム株式会社』の船坂先生です。退職し起業しようと思ったきっかけと言ってもいいかもしれません。船坂先生の本からトライドの一部の仕組みを作りました。少し話がそれますが、はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術、は起業したい人にはお勧め本です。この本の通りにやってみたら、気づいたら上手くいっていたことも多いです(笑)

人生って不思議ですね。

ホスピタリティ 理念に入れるほど意味がある

では、理念に入れるほど意味があると感じたホスピタリティを、仕事やケアマネジメントと照らし合わせて少しかみ砕いていきます。違うという人もいるでしょう。私なりの意見なので、否定したい人は否定してもらって構いません( ゚Д゚)

利用者に合わせすぎるのはホスピタリティではない

利用者都合と言い、訪問時間など早朝や深夜に訪問するケアマネジャーがいます。又はクレームに耐え続けるケアマネジャー。この関係は明らかに対等ではありません。本来は、利用者とケアマネジャーの関係は対等と考えていいと思います。著しいストレス等を感じてまでやることはホスピタリティではありません。それは完全な勘違いだと思います。

時は金なり

限られた時間で良質な支援を行うには、時間というお金を効率的に活用する必要があります。時間=お金と思えない人がほとんどです。残念ですが事実ではないでしょうか?著名人でも凡人でも唯一持っているお金は時間です。時間をどう活用するかで未来は大きく変わると思います。

担当件数についても、時間のマネジメントが上手い人は多くを担当できます。

効率を追い求めるがあまり、雑になっているケアマネジャーも多いかと思います。逆に訪問時間が長すぎる、やたらと訪問ばかりしている、電話が多すぎる等ケアマネジャーの仕事が回らなくなっていることも多いです。

平たく言えば円滑に進んでいない証拠です。

ケアマネジメントはそんなに簡単ではありませんが、限られた時間で一定数以上の利用者さんを担当する必要があります。ケアマネジメントはソーシャルワークの一技法である一方、収益事業なのでバランスが大事なんです。

自分のやり方を変えられない事を、最近は個性と考えるようになりました。ですが、上手くいかないのに人や環境のせいにする人がいます。上手くいっていない時がまずは自分の課題だと捉えててほしいものです。自分の言動を修正することは、自分や周囲にとってのホスピタリティであり成長できます。それができれば時間のマネジメントも上手くいくと考えています。

時間は上手く使いたいものですね。

ホスピタリティーマインドがあれば、ケアマネジメントも上手くいくはず

ケアマネジメントではアセスメント ⇒ サービスの実施 ⇒ 評価等、お決まりのPDCAサイクルが出てくる訳ですが、利用者、家族等の事を深く考えたら、見通しもそれなりに妥当なものが出てきます。サービス事業所の選定も大きく間違えないでしょう。ここを誤ると物事がややこしくなります。

困難事例になる事もあるでしょう。

こういう部分でもホスピタリティーはとても重要です。

多くのケアマネジャーは経験=業務は十分できると考えていますが、そんなことはありません。ケアマネジメントプロセスや制度等ハード面を理解していない人も多いです。減算のある運営基準違反、減算のない運営基準違反それらをちゃんと説明できるケアマネジャーは少ないです。ネットワークを持っているケアマネジャーは多いですが、円滑なネットワークを持っているケアマネジャーは多くはないと思います。それ次第で介護を受けてからの人の人生が変わります。

以前専門研修の講師をした際、グループワークで『ケアマネ次第で利用者の人生が変わる』といったグループがありました。正にその通りです。

上手くかないケアマネジャーほど、現実に起きている事を振り返り見てみるほしいです。
訪問の多さ、電話の多さ、新規が続いた時心の底で受けたくないと感じている、プライドが邪魔をして結果を客観的に受け入れられない、いつも言葉でごまかそうとしている等、自分自身と相談すればわかるはずです。

大人になると知恵がつくことは良いのですが、自分を守ることに必死になる人は多いです。気持ちは分かりますが、非常に残念な姿です。

論理的に考え上手くいかないことは修正する。これだけです。自分に対する思いやりはホスピタリティーではないでしょうか?ホスピタリティーがあれば自己管理も上手くいくと考えています。

例えば毎年同じ結果でもいいのです。自分の事を受け入れて取り組んだ人と、その逆の人とがいます。介護報酬は同じですが、前者は成長です。後者は後退です。受け入れた上での結果であれば、その人は自分の働きや存在価値を感じ働けると思っています。自分を許し受け入れられない人のプライドなど実は薄っぺらいことがほとんどです。そんなものにしがみつくなら、出来ない自分を許すことです。受け入れられれば新しい役割やステージが見えてくるのです。

ホスピタリティが高い人は、上手くいかない時に周りが助けてくれる

ホスピタリティが高い人は、小さなことに感謝でき、それを言葉に出したり表現できます。そういう人は周りからも好かれます。ほっとけない存在であり、助けたくなります(^^)

素敵な循環です。

まとめ

ケアマネジャーは専門職ですが、人間力のない人は上手くいかないでしょう。人間力を向上させるにはいくつかの要素があると思いますが、ホスピタリティの低い人が上手くいくことはないのではないでしょうか?

トライドケアマネジメントはケアマネジャーだけの事務所ですが、昔ながらの居宅介護支援とは思っていません。トライドのプライドです。ケアマネジメントプロセスや報酬の入る仕組みは同じでも、志や取り組みは大きく異なると考えています。

非凡な人間が非凡な結果を出すことは普通です。凡人が非凡な結果を出すからこそ面白さがあるのです。その為にはホスピタリティは超重要キーワードだと考えます。

今の自分を客観的にみる ⇒ 上手くいっていないならごまかさずに受け入れる ⇒ 成長できる
※そのためには、自分に対して、同僚に対して、会社に対して、様々な面でのホスピタリティが大事なんです。

成長したいと一生懸命になれる人が好きです。そういう人と働きたいです。その方が楽しいからね(^^)