新型コロナウィルス問題

今まで働いていてこんなことは一度もなかったと思います。新型コロナウィルスの問題で、色々と大変な状況になっています。神奈川県でも黒岩知事が、この週末は不要不急の外出は自粛しましょうとのコメント
コロナ問題のレベルが上がったと実感しました。

 

運営基準が厳しいケアマネ業務 ⇒ 特段の事情で定期訪問が電話でOK

私たちケアマネジャーは月に1回以上モニタリングの為、自宅に訪問しご本人と面談するというのが運営基準にあります。その訪問をしないと、報酬の減算となります。ケアマネジャーは運営基準がとても厳しい仕事なんです。

そんなケアマネジャーの仕事ですが、このコロナウィルスの問題で、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係るサービス担当者会議等への対応方針について(通知)が出されました。簡単に言うと感染予防のために、会議や訪問は電話等でOKですよというものです。こんなの初めてです。正に特段の事情です。

多くの居宅介護支援のケアマネジャーが、訪問はほとんど行かずに電話でモニタリングを済ませるパターンをとっています。トライドケアマネジメントも電話でのモニタリングが多かったですが、全ての利用者が電話という訳にはいかず、訪問した方もいますし、担当者会議を行った方もいます。すべてを電話等で終わらせるということはできません。

こうした状況なので仕方がないようにも思います。日々、厚労省からの通知があります。それが県や市へ、そして各事業者に下りてくるような感じです。日々、新型コロナウィルスの問題で多くの通知があります。目を通すのがやっとです。

行政が優先的に介護事業所にマスク配布 ⇒ 利用者にも配られるがその方法(発想)がすごい(汗)

先日マスクの件で通知がありました。マスクが手に入らないので注目していました。異常事態です。
3/23の通知メール → 高齢者施設・事業所等に対する布製マスクの具体的な配布方法について これを読むと、介護施設や事業者に配布してもらえるのですが、利用者へのマスクも配布されます。その配布方法は、訪問介護と通所介護を利用している利用者については、居宅介護支援に送りケアマネジャーが配布してくださいというものです。

失礼な内容の通知です。国は当たり前のようにケアマネにマスクを配布してくださいと決めて通知を出しています。こういった発想を許してきたケアマネジャーにも大いに問題があります。そんなケアマネジャーにはなりたくありませんが、こういった状況になるのも今までを振り返ると分かる気がします。

なんだかいつものことといったような感じ。。。本当に残念であり情けないと感じます。

毎月の定期訪問でのモニタリングは、「感染のまん延を防止する観点から、利用者の状況の把握にお
いて電話やFAX等による方法を活用」しましょうと言いながら、マスクはケアマネが配ってくださいとは実に矛盾する発想です。しかも国の通知です。

通知より抜粋↓

利用者分の配布方法
○ 利用者分については、配布事務連絡の別紙に掲げる高齢者施設・事業所の利
用者が配布対象になります。各施設・事業所の具体的な配布枚数は、介護報酬
データにより得られた情報等に基づき設定しています。
○ 配布先については、
・施設・居住系サービス、高齢者向け住まい等については、各施設等に配布、
・訪問系サービス及び通所系サービス(※)については、居宅介護支援事業所
に配布しておりますので、当該事業所より各利用者に配布をお願いいたしま
す。

※ 小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、介護予防小規模多機能型
居宅介護は各サービス事業所に配布しています。
※ 居宅療養管理指導については、当該サービスのみを利用する者分を、サービス事業
所に配布していますので、該当する利用者へ配布をお願いいたします。
○ 介護予防サービス及び介護予防・日常生活支援総合事業(介護予防・生活
支援サービス事業に限る。)の利用者分については、地域包括支援センターに
配布していますので、来所された方にお渡しください。
なお、地域包括支援センターとサービス事業所との調整により、サービス
事業者から利用者に配布いただくことも可能です。
3.留意点
○ 配送先について、次のサービス等の組合せについて配送先住所が同一の場
合は、各サービス分を一つにまとめて配送しています。
・ 同一サービスにおける介護サービス事業所と介護予防サービス事業所
・ 短期入所療養介護(介護予防短期入所療養介護を含む)と介護老人保健施
設、介護療養型医療施設、介護医療院
○ 有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅のうち、住まいの一部につ
いて特定施設入居者生活介護(地域密着型特定施設入居者生活介護、介護予
防特定施設入居者生活介護を含む。以下同じ。)の指定を受けている場合は、
特定施設入居者生活介護分とそれ以外の分として、それぞれマスクが配送さ
れます。

更に注目!!

介護予防サービス及び介護予防・日常生活支援総合事業(介護予防・生活支援サービス事業に限る。)の利用者分については、地域包括支援センターに配布していますので、来所された方にお渡しください。なお、地域包括支援センターとサービス事業所との調整により、サービス事業者から利用者に配布いただくことも可能です。

 → とありますが、サービスを利用している利用者が包括支援センターに来所することがどの程度あるのか?ほぼないですよね?正に意味が分かりません。

訪問がほとんどなくなり時間が空く ⇒ 出来なかった雑務が沢山処理できました

本当に多くの雑務の処理が進んでいます。時間をかけて考えなくてはいけないことも沢山ありましたが、しっかりと考えて処理できました。

多くの事務作業がはかどりました。こんな時だからこそ、労務、経理、研修資料作り、連絡会の資料等、できることはどんどんやっておこうと思います。

早く新型コロナウィルス問題が収束し、通常業務に戻れたら思います。

まとめ

ケアマネジャーっていつまでたっても底辺なんだなって感じてしまいます。在宅の「要」なんて言葉だけです。これは行政の問題も大きいですが、給与が低いと文句は言うものの、大きなアクションを起こさず、行政の言いなりでやってきたケアマネジャーの問題でもあります。自業自得と言われればその通りなのです。

黙っていても何も変わりません。自分たちの職域は自分たちが作る。それこそソーシャルアクションが必要だなって感じます。

人に任せるのではなく、そろそろケアマネは立ち上がってもいいのでは?と感じます。

 

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