税理士のシミュレーションを確認して、今期も大丈夫そうで安心しました
あっという間に決算まであと3ヵ月になりました。年を取ると時間の進みが相当早いです(^^;)
6期目があっという間に終わるのかと考えると感慨深いものがあります。色々なことがありましたが、ここまで来られたことは嬉しく思います。会社は起業から5年間で8割が倒産し、その後の5年間で生き残った2割の会社のうち8割が倒産するそうです。怖い数字ですね(-_-;)起業する前の経営セミナーで教えてもらいました。でもこの意味はよくわかります。
起業というキーワードには華々しいイメージをもつかもしれませんが、実際には泥臭い作業の連続です。起業は簡単ですが、採算ベースに合わせて、維持・向上となるとそんなに甘い世界ではありません。
最初の5年間は生き残りました(^^)6年目も無事終われそうなので、まだまだ頑張りたいと思います。
トライドの考えや取り組みが絶対というつもりはありません。ただ、決算の度にある程度胸を張って正しかったと評価できるようになってきた気がします。とても嬉しいことです。
毎年そうですが、この時期は税理士に決算までのシミュレーションを行ってもらっています。多分大丈夫だろうと思っていたのですが、やはり税理士が何というかってかなり大事なところです。結論大丈夫そうだとわかり喜んでいます(´∀`)
5年以上続けて見えてきた数字の世界
働く人の年収
最上位の加算を算定しても相談業務だけで会社を維持するのって簡単ではありません。私がもう少し賢ければ話は別でしょうが(汗)、残念ながら賢くはありません、、、学生のころ相当アホだったな~っと今になって後悔しています(゜Д゜)
トライドのスタッフの年収は働いた内容にもよりますが、誰でもが稼げる金額だとは思っていません。当然ですが会社にとっても、やさしい額ではないと思っています。だからこそこちらも本気になります。
トライドの場合は、そのケアマネジャーが残した結果と、稼ぐ金額を比例させるように考えています。理由は簡単、それが正しいと思うからです。よって、黙っていて昇給等はありえません。残した結果をはじめ、計画性や言動も評価対象です。全てが評価されて年収がUPします。だからこそ人の成長があると考えます。厳しいと言われたらそうかもしれませんが、それが真実だと思っています。
『チャンスは平等、評価は公平』これは私の中では一つ重要なキーワードです。
一定の人件費率をオーバーしなければ、そこまでは昇給をはじめとした人件費の支払いは可能です。トライドの場合、人件費率は3期目くらいからほぼ変わっていません。昨年の決算でも変わらなかったことから、トライドとしては人件費率遵守は必須です。
個人的にはケアマネさんには、決められた人件費率まで稼いでほしいです。逆に言えば会社が出せるところ(決められた人件費率)までは、みんな頑張って稼いでね!って思っています。
年々昇給する仕組みはもはや時代錯誤
会社が大きければ大きい程、黙っていても昇給したり、問題社員を放置する会社は多いと思います。ある意味平和ですが、個人的には「悪」としか思えません。時々いる問題社員を抱えられる余裕は、トライドにはありません。
仕事量やそのケアマネの言動、周囲の評価等、総合的な評価を基にその人を評価する必要があると思います。ケアマネ業界も年々厳しくなっていることは間違いありません。であれば、誰でも生き残れる業界ではなくなってきたのだと思います。
ケアマネジャーは専門職と言われる職種です。そろそろ本気で質の向上に力を入れるべきです。
会社が成長しなければ、人は成長しない
そんなことを言ったって応募が来ないんだよ!って言われそうです。
では、質問です?
Q.ケアマネ資格を持った人であれば誰でも採用しますか?
A.採用しません。
人が来ないのは会社としての取り組みの問題です。偉そうなことを言っている私ですが、応募が来なければトライドも業務を縮小するか、最悪廃業になると思います。その時、初めて気づくのかもしれませんが、ケアマネジャーは人の人生にかかわる仕事です。そういう仕事なんです。
質が一定基準以下と感じる場合は、採用してはいけないのです。そして、そのような人はケアマネジメントをやるべきではありません。
だからこそ、優秀な人材を集めるためにも、会社としての成長がとても大事なんです。
『優秀な会社=優秀な人材が集まる、質の低い会社=質の低い人材が集まる』
『花に蜂が集まり、糞にハエが集まる』ことと同じ原理だと思います。大昔に読んだ啓発本に書いてありました。トライドは『花』でありたいと常に思っています。
以前ブログにも書きましたが、2年目に2名続けて退職者が出た時に、会社としてのルールや基準を明確にしたことが、今のトライドの成長につながっています。私が未熟であり当時はつらい経験でしたが、今となっては大きな教訓を得ることができた為、あの時、腹をくくり決断してよかったと心底思っています。
財務基盤は少しづつ強固になってきた
ケアマネジャーは収益を生むまでには時間がかかる業種なので、そこはぐっと我慢なのですが、3人→5人になった時よりも、6人→8人になった今の方がはるかに持ちこたえられています。やはり人が増え収益が上がると会社としての基盤は確実に強くなります。
6期は移転や採用で、今まで以上に会社の持ち出しが多い年でしたが、それをカバーできる収益があったことは本当にありがたいことです。一生懸命働いてくれるスタッフのおかげです。
収支に関しては税理士からも褒めてもらったので、トライドが取り組んできたことは、経営においては証明できたような気がします。
新人ケアマネに期待!
トライドのスタッフが頑張ってくれたおかげで、今期は実務研修を終えた新人ケアマネジャーを2名採用できました。資格証がようやく届いたため、本日、市役所の福祉局に書類を直接持っていきました。郵送で済む話ですが、一日でも早くケアマネとして活躍してもらいたいので直接持参です(^^)
今日は恐ろしく暑かったです、、、
明日8/2から、ようやくケアマネジャーとして働けることになりました。活躍が楽しみですね!色々なことがあると思いますが、35件以上担当して、ちゃんとケアマネジメントができるよう、スタッフみんなでサポートしていきます。
ご期待ください!
儲からないケアマネ思考からの脱却
よく言われるのが、居宅は儲からないから。まぁ意味は分かります。
稼げない業種だから給与が安い、賞与がない、ICTに取り組まない等々すごく嫌です。この手の考えは、業界では通用しても普通に考えれば通用しないと思います。
いかに介護業界の当たり前から脱却するのか?、とても重要なテーマだと認識しています。トライドは居宅介護支援というよりも、会社として成長することにこだわっています。
意見を聞く時は、まずは決まって税理士と社労士です。
この2者と話していて感じるのは、介護業界というよりも、一般社会での会社としての話になります。だから、常にニュートラルはどこなのか?を把握することができます。例えば居宅介護支援で8人いればそこそこ多いと思います。ですが、一般社会での会社という視点で見れば、まだまだだと考えています。
一人ケアマネから始めて3人ケアマネになった時くらいまでは、よくやっていけますねと言われたものです(笑)
大きなお世話ですが、そう思う人は多いです(笑)
つまり具体的なキャッシュフローを理解できない人がほとんどだという事です。だって、3人でもやっていけましたからね。そんな風に言われてしまうケアマネ業界です。儲からないという事が頭の中にインストールされているのがケアマネです。だから、自社の併設サービスに繋いでなんぼの営業マンケアマネが増えるのだと思います。
だからこそ、そこから抜け出せれば異なる次元で仕事ができると確信していました。会社としての新しいステージです。多くの人と異なる視点で取り組むことはとても重要です。数年後、結果は大きく変わるはずです。少なからずその考えが間違っていなかったのだと、少しですが証明できた気がします。
人件費率を遵守し、働いた分を支払う仕組みがあれば、公平に給与を支払うことができる。
※儲からないから給与を安くするは絶対にアウト!意味のない昇給も絶対にアウト!
まとめ
経費の比率がそこそこ固定されたことは経営する上ではとても大きいです。
働く人達がPDCAを回し成長し、ある程度の年収を得ることが、会社としての成長につながります。会社が成長すれば社会への還元も大きなものになります。その循環サイクルをより強いものにするためにも、この6年間で導き出された結果を基に、今後も取り組んでいきたいなと感じています。