仕事のやり方

ケアマネジャーの基準ってきっと会社によって異なると思います。昔は仕事はできて当たり前、とにかく件数を取って来いというのがよくあるパターンだったと思います。その考えは今では化石と言っても過言ではありません。自社で囲い込んでばかりのやり方も、無駄な給付が増えるだけなので同じく化石だと思います。

10年以上前ですが、私がケアマネとして勤め始めた時は、ほぼほぼ教えてもらった経験がなく、自分で調べたり色々な人に聞いたのを覚えています(^^;)本当、雑な時代、、、

今は自分で起業しましたが、思い描いたものを形にするにはお金と時間と労力がかかるという事がわかりました。ですが、それを加味してでもやる価値はあります。

大手のように質より量で戦うことはできません。よって、必然的にその逆を考える必要があります。つまり、『質』という事になります。この担保された『質』を継続する=基準と考えています。

先日、大手法人のケアマネジャーからケースを引き継ぐことになりました。隣町だがエリア外なので行けないとの事です。本当に近いエリアです。まあエリアでなければ仕方ないと言えばないのですが、、、ただ、常識の範疇が狭すぎて焦りました。挙句の果てには上から目線。何を勘違いしているのか井の中の蛙丸出しです。

そんな『質』で生きていけることが驚きであり、ある意味平和です。

そういったことに気づけない、または気づこうとしない体質=ケアマネという職種の価値を下げているのだと思います。実に時代錯誤です。ケアマネジャーはケアマネジメントだけやっていればいい訳ではありません。

先日ある訪問看護師と話していたところ、お互い「ケアマネはまともな人が少ない。」との意見でまとまりました。簡単に言うと、常識の低さ、そのくせ上から目線、囲い込むことばかりで柔軟性のないネットワーク等、挙げれば限りがありません。そしてプライドだけは高い。しっかりしたケアマネジャーは知っている限りでも沢山いますが、それ以上に「おいおい、、、」といった人が多いということです。

トライドはそうならないために接遇や接し方等も含め質を求めてきました。そうやっていくとお付き合いできる業者も、数は増えていますが限られています。普通に考えてやるべきことを貪欲にやっていけば、間違いなく『質』は上がります。

今回の引継ぎではとても嫌だな~と感じたので、トライドでのケアマネジャーの基準、質、考え方や働き方等今までもUPしてきましたが、もう少し詳しくUPしようと思います。

トライドの考える質(基準)

質

『質』といっても極めて基本的なことです。トライドのケアマネジャーとしての基準だと考えてください。これらの道理が理解できない人はきっとトライドとは合わないのだと思います。経験やタイプ等、問題ではありません。むしろケアマネ経験は不要です。

求める『質(基準)』は、ただただ基本的なことであり未経験者でも十分理解できるはずです。特に最初の半年は先輩がフォローしながらなので色々な事を確認しながら仕事をします。ただ、トライドの新規数は月平均15件くらいなので、そこそこ忙しいと思います。

新規の依頼数が少ない状況で平和ボケするよりも、忙しい中でガンガン新規を受けて前に進んだ方が人の成長は早いです。失敗もしますが、それ以上に成長します。大概の人はトライドで働くと、どんどん成長するので、今まで見たことのない領域に到達します。

これ本当です。

物を売る代わりに、人がサービスを提供します。つまり人の成長が『質』につながると考えています。

件数は大事

件数

ケアマネジャーには様々な要素が必要ですが、やはり一定数の件数を維持する必要があります。一定数の給付数が成果としてあげられなければ、報酬として得ることができません。簡単な話で、給与が払えません。仕事をしないにもかかわらず高い給与をとることは絶対にありえません。

新規がきた時にすぐに下を向き「私に当たらないように」みたいな人はトライドには向いていないです。少数精鋭の為、人に隠れて仕事ができるような会社ではありません。

多い件数でも回し方が分かってくると、無駄な動きが少なくなり、上手く回せるようになるのですが、その経験がないとケアマネ経験者でも怖いのだと思います。つまりケアマネ経験はあてにならないのです。経験者の経験というのはどの程度使えるのかだいぶ怪しいといえます。

トライドの新人ケアマネは本当にグングン成長します。課題にぶつかっても低次元な課題ではありません。自分自身と向き合う課題であり、それらを一つづつクリアーするので、人として成長します。付随し人徳も生まれます。人として成長がなければ専門職としての成長などありえません。

目標件数

現状に対し余裕がある無しではなく、件数が目標に届かなければ余裕がなくても担当する。これが大事です。

トライドでは、要介護のみで33件以上を目標にしています。本来は要介護33件・要支援4件程度が理想ですが、最近の新規相談はほとんどが要支援のイメージです。要介護だけ受けて要支援は受けないなんて言うつもりはないので、要支援でも受けるのですが、その数が多すぎてもはや無理です。要支援だからと言って初回の労力は要介護と変わりありません。更には残念ながら報酬は要介護の1/5という事もあり、一定件数で止めざるを得ません。

要支援の数が著しく増えたことで、トライドは要介護換算39件を必須としています。包括からの相談も圧倒的に要支援、、、要支援は取り続けられないのです、、、

最近の認定調査は本当におかしなことになっています。要介護相当でも認知症がなければ自動的に要支援2、そんなイメージです。

本当は要介護換算35件にしたいところですが、残念ながら要介護換算39件としています。

余裕がない中で新規をとるのは、慣れないと怖い事かもしれませんが、この先に覚醒があります。アニメと同じです。倒されるギリギリのところで覚醒する。その手のアニメは多いと思いますが、まさに普遍的な展開です。ケアマネジャーだって真面目にそうだと思います。

そこをクリアーすると別の次元で仕事ができます。そうです、成長したってことが分かるようになるんです。

エリアが広い

トライドは西区に事務所を構えていますが、西区の依頼はほとんどなく、多い順に、保土ヶ谷区、神奈川区、中区、西区、南区です。西区の居宅のほとんどが似たような現象だと思います。その為、エリアはどんどん広がりました、、、直行や直帰が基本スタンスです。その為、事務所には昼に一番スタッフが集まります。

エリア内であれば、どこにでも行きます。これができないと給付も立ちません。スタッフの居住地によって営業する範囲も異なります。利用者宅から事務所が遠いのはデメリットかもしれませんが、コロナ禍で在宅ワークを進めてきたトライドとしては、距離のことを言っている時点で古いです。その次元で仕事はしていません。

トライドがお付き合いする相談機関ですが、基本的には近くの不親切よりも、やや遠くの親切を選びます。気持ちよく仕事がしたいだけです。直行直帰できれば、自宅近くをエリアとして動くことも十分可能です。

基本断ることはないのですが、理不尽で信頼関係を気付けない相談機関とはお付き合いはしたくありません。そういう相談機関からはほぼ依頼は来ません(笑)たぶん私が理詰めにしたり文句を言うからだと思います。ケアマネジャーを顎で使うような相談機関の専門職はご法度です。ぜひ我々を手の平で転がすくらいの腕を身に着けていただきたいものです。

営業

今まで大体的に営業をしたことはあまりないのですが、ケアマネジャーが8名になり、需要と供給のバランスを考えると、こまめな営業活動はとても大事です。今は個々のケアマネジャーがエリアを分けて営業をしています。そこそこ結果が出ているので、いい営業ができていると思います。

ちなみにですが、ちょこちょこ営業はしておりますが、現在需要と供給のバランスは、すでに供給が上回る状況です。ありがたいのですが、なかなかうまくいかないものですね、、、

頑張って働いてくれるトライドのケアマネジャーに感謝ですm(__)m

帳票等の管理

自社のマニュアル順守

業務マニュアル

トライドには自社の業務マニュアルがあります。日々色々なことが起きるので、その都度ブラッシュアップしています。多分このマニュアルがなければ、経過記録等好き勝手に作り、その人にしかわからない経過記録になると思います。特定事業所なので、夜間の携帯当番がオンラインで記録を確認することもあります。その時に見てわからなければ困ってしまいます。だからこそ、現実的で活用できるマニュアルは大事です。今まで勤めた居宅では、業務マニュアルがありませんでしたし、ケアマネジャー間の質の差が色濃く出ていました。

業務マニュアルと言っても、運営基準を遵守した業務マニュアルなので、基本的なことを活字にしているだけだと思っています。あとは迷った時に基本にたちかえる教科書的な役割です。

経験者程、自分のやり方に固執するものの、運営基準がまるでクリアーできていないケアマネジメントをやっている人が多いように感じます。そういう意味でも業務マニュアルは必要です。

帳票作成(経過記録や担当者会議議事録等)

帳票

自由に作ってもらうと人による差が色濃く出ます。しっかり書けているケアマネジャー、中身が薄いケアマネジャー、よくわかります(-_-)

だからこそ、経過記録や担当者会議議事録等、管理ソフトに文例登録ができる為、タイトル等の文章はそろえることで、分かりやすくしています。文例を入れてOKではなく、文例を入れて、そのあと状態や検討した内容等は、当然利用者によって異なるので、そこはケアマネジャーが独自に記録していきます。

マニュアル同様、人の質を平準化させる意味でも、文例の使い方は必須です。

誰が見ても明らかにわかる帳票作成が理想です。実地指導等でもその方が分かりやすいと思います。

ケアマネジメント以外のデータ管理

ケアマネジメントに付随したデータ

各ケアマネジャー管理するもの

ケアマネジメント以外の書類は全てエクセル管理になります。

①利用者台帳(請求時管理ソフトと照らし合わせて、件数、加算等整合性を確認)
②月次(1か月の調査件数・給付件数の確認→冬季賞与等で使用)
③勤怠(出勤簿ですが、勤務時間、有休、振休、勤務時間だけではなく、歩合や認定調査の数、加算の数等、給与に反映されます)

①~③は全て連動しており、照らし合わせれば整合性が取れるはずです。

少し管理するものが多いですが、働いたら働いた分を支給する為にも管理するものが多くなっています。

管理者が管理するもの

①加算一覧(毎月どの加算を何件算定しているのか確認するためにチェックしています。管理ソフトが計算してくれればよいのですが、そこまでの機能がありません。このチェック表は実地指導の時もだいぶ活用できます。)

②困難事例一覧(特定Ⅰだと、要介護1~2で困難事例認定されることで、分母からマイナスできます。この一覧はとても大事です。)

③上記以外にも管理者の管理するものは多いです(汗)

ビジネスチャット

ビジネスチャット

トライドでは、ラインワークスを取り入れており、毎日の情報の共有はもちろんの事、『毎日の検温、事務所当番(直行直帰や在宅ワークがある為)、24h携帯当番、訪問日程等』、日誌のような活用の仕方もしています。ビジネスチャットの管理も必要になります。

このビジネスチャットは本当に便利です。もはやこれなしでは仕事になりません。

googleの無料の機能でもだいぶ活用はできますが、ラインワークスに慣れてしまうともはや手放せません。便利の極みです(^^)

まとめ

様々な要素がありますが、記事としてUPした項目に取り組むことが質であり、基準と考えています。ケアマネ業界も『質』を担保するために、専門研修の時間が長くなりました。では本当に『質』は向上したのでしょうか?私個人の感覚では向上していないと思っています。

これは引き継ぎケースのプラン内容や、その際のやり取りからそう感じます。ケアプランやサービス内容等はここでは書けないものもあったりします。

出来ないことや避けていることが課題であり、改善するために取り組むだけです。すぐに上手くいかなくても、改善に取り組む姿勢が大切なんです。ケアマネジャーだからやるのではなく、人としてやるべきことだと思います。この仕事は努力できれば改善できる仕事だと思います。今からプロのアスリートになるのとは訳が違います。

PDCAを回すだけです。

引継ぎ時の対応は、自分の会社で担当できないなら、次の事業所に迅速に必要書類を送り利用者や家族に迷惑をかけないようにする。それが基本です。

基本的なことが理解できていないと感じると、とても悲しく残念に思います。

トライドの求人は人としての質重視

会社は働く人の夢や希望があり、そして生活を支えています。そのお金はスタッフが稼ぐため、大切なお金を無駄に使うわけにはいきません。だからこそ、会社と考え方が合う人と一緒に働きたいんです。トライドは他の居宅介護支援やケアマネジャーのことまで考えている余裕はありません。トライドとしてどうするのか?ここだけを考え、それを何よりも大事にしています。

今まで多くの方にご応募いただきましたが、面接で不採用にするケースは実に多かったです。トライドのカラーに合わないと判断したからです。例えばどんな理由か?スーツのサイズが合っていない、ワイシャツがよれすぎ、清潔感がない、思いが伝わってこない、ベテラン感出しすぎ等、これって普通に考えてみてもアウトですよね?やる気はもちろんですが、一般常識もだいぶ見ています。

経験なんてまるでいらないので、素直でまじめで優しい人と一緒に働きたいです。そんな人はきっと輝けるんじゃないかって思っています(^^)

少なくとも人間関係等を乱す人は、トライドでは働けない仕組みなのでご安心を。低次元なことで悩むことはありません。特に人間関係で悩むことはないと思います。そんな暇ないですから(笑)

資格持ってます → トライドに応募しました → 即採用!な~んて絶対にありえません。今回の引継ぎケアマネのようなことになりかねないので。面接で見る部分は、経験なんかよりその人の人間性です。

あと2名しか採用枠はありません。自分自身を成長させたいと考えている方をお待ちしています!