ケアプランデータ連携システムについて、国保中央会さんと意見交換させていただきました
今回もケアプランデータ連携システムの記事になります。トライドとしてはだいぶ期待しているツールです。
>>> 介護保険最新情報vol.1155(「ケアプランデータ連携システム」の利用事業所状況の掲載について
>>> ケアプランデータ連携システム ヘルプデスクサポートサイト
たまたまでしょうが、うちのブログを見ていただいたようで、国保中央会さんと意見交換をさせて頂くこととなりました。貴重な機会なのでありがたいですね。
周囲のことは気にせず、ルールを守った上で会社としてどうするのか?この視点でやってきたトライドです。
ケアプランデータ連携システムを導入しまだ短期間ですが、週1のミーティングではデータ連携の運用や実績の確認方法等、事務員含めみんなで話し合ってきました。その為、トライドの中で見えてきたことは、そこそこ多いと思っています。
事前にうかがっていた質問について答えさせていただきました
Q1: ケアプランデータ連携システムを通じて事業所との調整はどの行ったのか?介護ソフトの確認等も合わせて行ったのか?
事前に関係事業所全てにデータ連携システム導入の案内をFAXしました。サービス事業所のソフトの確認はしていません。
たしか業界新聞にはほとんどのソフトが対応予定みたいに書いてあったので、今となっては対応していないソフトがある事を知りだいぶ驚いています。
Q2: ケアプランデータ連携システムの導入で難しかったことは?
サービス事業者の環境の確認はしておらず、そもそも対応しているだろうと勝手に思っていました。電子証明書は読み進めながら対応したのですが、きっと年配の方にはなんのこっちゃといった具合だと思います。
トライドのソフト(トリケアトプス)は代理で請求してくれるソフトですが、自社で請求するソフトもあります。
きっと、そこらへんの違いもよく分かっていない人たちが多いのではないでしょうか?
特に難しかった点は、ブラウザとアプリともに別々のID/PASSが必要であり、やれることが違うというのが、分かりづらいポイントの一つです。
操作マニュアルや動画を見ればちゃんと理解できるのですが、私のように説明書を読まずに進めるタイプは危険です、、、面倒でも操作マニュアルや動画を見ながら進める方が効率的です。
Q3: 操作マニュアルや説明動画などは分かりやすかったか?
そもそも、感覚的にわかりづらいと感じるのですが、読んで実践してみると分かりやすかったです。
Q4: データ送信する端末を事業所番号単位に1台に決めて送信することで、業務運用体制等の変更が生じたか?
ケアプランについて
各ケアマネのPCからデータ連携できれば、ケアプラン送付は各ケアマネが行えるのですが、一台のPCしか利用できない為、事務のPCにインストールし事務員にやり方を教え、対応してもらっています。一台のPCの運用でもどうにかなるのですが、各ケアマネのPCからデータ連携できた方が便利だと思います。
提供票について
提供票送付は基本月の後半に一度行うだけなので、一台のPCでデータ連携できれば問題ないのですが、予定が変わった利用者や、送り忘れた事業所もあると思います。
その際は、各ケアマネのPCからデータ連携できた方が円滑だなと感じました。なので、やはり各ケアマネのPCからデータ連携できた方が便利だと思います。
Q5: サポートサイトやヘルプデスクを利用したか?利用した場合、使い勝手や対応状況は?
教えてくれるので分かりやすいと感じました。
Q6: ケアプランデータ連携システムに対する改善要望、システム機能や運用サポート等
ブラウザとアプリの機能が異なる為、同じ機能にしてほしい。3票もCSVファイルとして送信したい。
提供票送付時、一度に送るCSVファイルの量は50件ではなくもっと増やしてほしい。できれば制限なく一括送信したい。
Q7: ケアプランデータ連携システムの普及促進を図る上で取り組むべきこと?
加算要件に入れる事だと思います。一発で普及すると思います。しかし、それは現実的ではないので、地域の連絡会で周知してもらうとかではないでしょうか?
Q8: ケアプランデータ連携システムに関するブログやTwitter発信を通じて、連携先の事業所やエリア外の事業所から、質問・意見など反響は?
webを通じての問い合わせ等はまるでありませんでした。ローカルですけど、直接電話で取引先のサービス事業所に連絡をしました。
若い経営者の反応は良く、そんなに楽なんですか?うちもすぐに導入するといった意見は多かったです。全国レベルの大手事業者も今後の段取り等具体的で、取り入れる意向を確認できました。
導入したはいいけど、ソフトが対応していなかったというケースが意外に多く驚きでした。全く知らないという人たちもかなり多かったです。
7月分提供票
今月もデータ連携できる事業者さんが数事業者増えました。残念ながら数事業者なんですよね~。喜ばしいと言えば喜ばしいのですが、先月、60名程度依頼している事業者さんから実績のデータ連携がきて、ワンクリックで取り込めました。
超楽だと感じてしまい、もっともっと楽をしたいと思う自分がいます。
一度楽な思いをすると、どんどん楽をしたくなります。紙、通信費、労力の削減ができることがわかってしまうと、逆に今までのようなやり方をしたくないと考えてしまいます。
見てくださいこの紙の束。ちなみにこれで半分程度ですよ(;´Д`)提供表送付は220~230事業になります。増えました。
このご時世、これを一事業者づつFAXって、う~ん。やっぱりローカル。正直もう嫌だ(;´Д`)
これだけ多けりゃ誤送信があっても不思議ではありません。だから、間違えないようチェックしながら事務がFAXしています。事務がかわいそう、、、
事務にはもっと別の仕事をしてもらい、更なるケアマネの労力削減を図りたいと思ってしまいます。
トライドは220業者分の封筒づめと郵送代が高いと考えているのでFAXですが、郵送を選択する居宅介護支援・サービス事業者共にだいぶ多いです。切手を貼って郵送するか、後納郵便で郵送するかです。いずれにしてもそこそこ費用が発生します。
こういう仕事もうやめたいな~って心底痛感です。
思わず今月もサービス事業者に電話してしまいました。
やはり、ケアプランデータ連携システムを知らなかった、取引している居宅でデータ連携の話をするのはトライドさんだけですよ~(マジっすか!)、カイポケ連携ならできる、うちのソフトも対応しているみたいなのですぐに取り入れます、上の頭が固くて導入できずすみません、きっと今後は事業所選定の基準になりますよね、本部に確認とってソフトが対応しているならすぐに導入します、次の所長会で意見します等の意見でした。
カイポケを導入している事業所はきっとかなり多いので、早々に対応してほしいなと思います。ベンダーさんマジお願い、、、
今後の話にもなりますが、ケアマネ・サービス事業所共に、サービスの質はケアだけではなく、相手やこちらの労力をどれだけ削減できるのか?そこも含めて質だと思います。それが選ばれる事業所なのではないかなって思います?
少なくとも集中減産TOP3の法人には取り入れてもらえたらありがたいです、、、
まとめ
データ連携システムは、課題はあっても便利であることは間違いありません。紙での仕事が大幅に削減されるということは、費用対効果がとれるうえにSDGsです。トライドではとにかく無駄を省きたいと常に考えています。
スマホやiPad、事務員の採用、直行直帰等、考え付くことは比較的早い段階で取り組んできました。
このケアプランデータ連携システムが普及し、レセプトやプラン交付にかかる時間が省かれることで、相談援助や調整時間の確保、逓減性44件、有給取得率のUP、研修等への参加等、有意義な時間の活用につながると考えています。
これはケアマネだけではなく、サービス事業者にとっても同じことです。
トライドの口座から今月引き落とされた後納郵便は15,142円です。毎月10,000円前後でしょうか?無駄なお金を使うのはやめにしたいです。だから、少しでも早く多くの事業者が導入してくれるといいなと思っております。