地域ケア会議

今日はいつもお世話になっているケアアプラザの地域ケア会議に参加してきました。

トライドケアマネジメントのケースを取り上げていただくことになり、ケアマネ4人で参加です。

行政、地域、ケアプラザ、ケースに関わったケアマネ、介護事業所、合計15名程でしょうか?比較的少数での地域ケア会議です。

一つのケースから見えてくることが、具体的で多角的い見ることができた地域ケア会議でした。

とても学びの多い時間でした。

 

地域ケア会議を通して見えてきたこと

地域ケア会議の内容は具体的がいい!

H27年度の法改正で義務となった地域ケア会議ですが、当初は民生委員とケアマネの顔合わせ的なものや、個人情報の研修が多かったように感じます。昨日参加したケアプラザでの地域ケア会議は、実際の事例を取り上げて何ができるのか?具体的にどんな方法があるのかを皆で話し合いました。

この手のパターンの地域ケア会議は2度目です。他でもやっているでしょうし、増えてくるんだろうなと感じました。

実際の事例というのは実にリアルです。関わる人たちも同じ地域の方で、「あ~あの人ね」そんな感じです。それって大事ですよね。ケアマネやサービス事業者とでは、事業所から家までの物理的な距離、関わる頻度も異なります。最も近いのは地域です。その異なる関係者が、どの程度の距離感や感覚をもって支援できるか?

これって実際の事例でなければ、具体的になりません。具体的になれば、その事例から普遍化できる可能性も高いです。

貴重な地域ケア会議に参加できたように感じます。

ケアマネ思考の柔軟化、業務を俯瞰する

ケアマネって介護保険の中心であり、介護サービスの知識やケアマネジメントのプロだと認識しています。

ただ、陥りやすいのは、私もそうですが介護保険サービスで支援しようと考えることです。例えば、デイサービス、ヘルパー等です。それが悪い訳ではありません。介護保険サービス+思考の柔軟性が必要な時代に入ってきたのだと思います。

一人の人を支援する。状態や要望はそれぞれ異なります。その人を支えるには介護保険だけでは難しい場合も出てきているというのが現状ではないでしょうか?

サービス中心思考(笑)は、それはそれで良し!

そういったパターンを少し違う角度から見てみることで、多分新しい視点が見えるんだろうなと思います。俯瞰ができれば、労力をかけずに違うものが見えてきます。多少の労力はいる時もあるかも(笑)

そうなった時、次に何をすればいいのか?誰につなげばいいのか?見えてきますよね。

ケアマネが行うソーシャルアクション

ソーシャルアクションとは?

社会福祉制度の創設や制度運営の改善を目指し、世論に働きかける活動の事です。

大袈裟ですよね(汗)そんなのできないよ~って思いますよね(笑)私もできません。

いきなり制度やサービスを作る。世論に訴える。そこまでやらなくても、出来ることはあります。

「挨拶」するだけでも小さいですが大きな一歩です。その一歩がなければ次のステップには移れません。

最期まで住み続けられる地域を作る為に、ケアマネジャーができる事?

私たちケアマネに何ができるのか?どんな思考を持たなくてはいけないのか?

ケアマネだから見えてくる事ってあるはずです。考えていかなくてはいけないですね。