11/6(水)横浜市主催:ケアプランデータ連携システム操作体験会に参加
こちらのセミナー + 体験会ですが、AM,PMの二部制。トライドは既に導入し1年半以上たつので参加するつもりはありませんでしたが、厚労省秋山さんからお声かけいただき参加する運びとなりました。
とても広くてきれいな会場でした🙂
AM、PM共にほぼ満席。質問内容を聞く限り温度差はあるのが実際のところですが、参加するかしないかでは大きな差です。
横浜市の考えも確認できたので良かったです。課長さんより、
『横浜市は可能な限り早期に、市内の全事業所でシステムが導入・活用されている状況を目指す』とのことでした。
横浜市の動画と同じコメントが聞けて良かったです。このコメント大好きです👏
個人的にも大賛成です。
横浜市は約9000事業所あり、普及率は2.1%とのことでした。たしか2.1%。だいぶ普及していないですね💦どんなに普及に時間がかかっても取り入れざるを得ない時が来ることは間違いありません🙆
保険者がセミナーをやるということは?
段階が変わったといえます。保険者が動かなくてはいけないから動いている。そういう状況であることは容易に想定できます。
広まらなくてはいけない理由があると考えるのが妥当。
自社としてどう考えるのか?
参加者からデータ連携を取り入れるか否かは経営者の判断なので、保険者から経営者にアプローチしてほしいとの意見もありました。
自分の会社のことは自分たちで解決するべきであり、他力になった瞬間に経営の主導権を手放したようなものです。困った時だけ保険者にお願いのスタンスはもう十分です。そういうスタンスは見飽きました。
だからこそ、あくまで自分たちで考えなくてはいけません。データ連携が問題ではないのです。全てにおいて自社としてどう考えるのか?
改めて感じることは、『周りに左右されずに、自分たちのスタンスで進むべき』。何年も前からそう思っていましたが、やっぱり答えは変わりません。
いずれ二極化が起きるのだと思います。これもだいぶ前からそう思っています。時代についていける企業とついていけない企業。変われる企業と変われない企業。
データ連携だけではなく様々な面でです。保険者が解決することではなく会社でしか解決できないことは多いです。世の中の状況を判断し、考えて行動する。それだけだと思います。
人材難についても同じです。
サービスの質の担保についても同じです。
人事考課についても同じです。
賃金アップについても同じです。
※全てにおいて、世の中の流れ、介護業界の流れ、自社の現状から何ができるのか?計画し、みんなで検討相談し、個人が独自の判断で行動するのではなく組織的に行動する。
データ連携の存在は、自社の課題を一歩立ち止まって考えるにはいいタイミングです。
先日、大手社会福祉法人の方から連絡があり、法人の全体会議で導入に向けて提案するとの連絡がありました。嬉しかったです。ついに来たかー!動いたかー!そんな思いです。
今回は、おまけで参加
左から、厚労省秋山さん、国保中央会磯部さん、右がうっかり参加の私です🙂
横浜市さんうっかり参加でごめんなさい。大してしゃべらないくせに、講師側に座っています。セカンド朝子が写真を撮っていますが、セミナー中は私の隣に座っています😅
秋山さんと磯部さんは何度もお会いしてる方で、データ連携はじめ、今後の介護業界の方向性、データ連携システムの進化等、色々と学ばせていただきました。
データ連携が広まらないことで大変と感じることもありましたが、今の段階でも良いことが多かったと思っています。変わっていくスタッフの意識や、それに伴う業務フローの変化、売り上げが上がったことでの給与・賞与のUP等。
後はどんどん増えるのを待つだけです。トライドは準備万端です!
さー、どんどん増えてください!!その瞬間が待ち遠しい🤭
事務スタッフが行う実績入力はドラッグ&ドロップとワンクリック → ケアマネは実績確認のみ(確認作業は1時間程度が理想) → 月初から請求日までの訪問数が増えたり、新規を取ることもできる。事務スタッフへのケアマネ業務一部代行ももっとできる。
オンラインモニタリングも含めて考えれば、今後も良いことしかありません。普及することが本当に楽しみなんです。
今回のセミナー + 体験会で学んだ大きなポイント
生産性向上加算
今回の法改正で生産性向上推進加算は施設系サービスのみですが、次回改正時は在宅サービスも含まれるようで、生産性向上の取り組みの有無で、加算又は減算といった何かしらがあるそうです。
個人的には本当に嬉しいです。今まで小さなことから大きなことまで色々とやってきました。それが評価されるなら嬉しいです。
今から評価してくれ!!なんて思っています😅
標準様式ver4
令和7年4月~標準様式の変更があるようです。
よくよく調べてみると介護保険最新情報Vol1286で令和7年4月~標準様式が変更になるとのお知らせが出ておりましたが、私は、Vol1287はチェックしていましたが、なんとVol1286スルーしていました、、、
標準様式のver4が来年4月なので大きな変更となります。
カイポケは、標準仕様ver4に対応予定らしい
カイポケもここに合わせてバージョンアップを進めているようで、カイポケがデータ連携に対応すれば多くの事業者にとって朗報です。最近カイポケユーザーがケアプランデータ連携システムを取り入れる事業所が多くなってきたように感じますが、CSV連携できるようになるとだいぶ楽になりますね。
今でもPDF連携ができるので、紙よりはましですが、どう考えてもCSVファイルで連携できる方がはるかに楽です。この意味が分からない人は、無駄をやり続けている事業所です。怒られそうですが事実です。
ケアプランデータ連携システムはどんどん進化
- 居宅介護支援は3表もCSVデータで送信が可能に。今まで3表のみPDF送信だったが、1・2表のCSVファイル作成の工程で、3表も作成できるのはかなり便利。
- 委託の場合も想定した、介護予防支援・介護予防ケアマネジメントへの対応。
- API連携…介護ソフトに「ケアプランデータ連携システムに送信」ボタンや、同様の機能・セキュリティがあると確認できた類似システムとシステム間連携が可能。
- 福祉用具貸与に「TAISコード又は福祉用具届出コード」「用具名称」を追加。
- ファイル名に送信元事業所番号と送信先事業所番号を付加することで、同一事業所番号で複数サービスを提供している事業所の中で、どの事業所から送信(受信)されたファイルなのかの特定が可能に。
まとめ
私たち介護事業者が何もしなかったとしても、ケアプランデータ連携システムの進化や介護情報基盤に向けた整備は進んでおり、より広くデジタル化されることは間違ありません。
こんなところで躓いている場合ではないことは確かです。周りの事業者が導入してくれないのでしょうが、今後は確実にその潮目が変わることは間違いありません。
操作の確認、実績の見方の変更、業務フローの変化等、小さく始めて小さく成功できるのは今だけです。コツコツ準備できる今は重要なのです。
DX化された介護業界は未来があります。今働く私たちにとってもそうですし、未来の働く人たちのためもとても大事なことです🙂