早かれ遅かれ保険者が動き出す

動くなら早い方が絶対にいい!令和8年4月~の介護情報基盤本格稼働まで2年を切っている状況です。その一部として動き出しているケアプランデータ連携システムですが、横浜市も推進に動き出しました。

ケアプランデータ連携システム

横浜市の動画は上手くまとまっていると感じました。横浜市としての方針が明確に伝わってきます。取り組んでいる居宅介護支援の管理者ということで、私もお話しさせていただきました。

横浜市からケアプランデータ連携システムの導入について、横浜市の方針やシステムの概要について

トライドケアマネジメント(居宅介護支援事業所)の長谷川より、システムの利用者として、導入のメリットや導入後の効果について。

ケアプランデータ連携システム未対応の介護ソフトでも導入すると便利になる

最近の導入の傾向です。

【提供票送付:居宅介護支援 → サービス事業所】

異なる介護ソフトでも、共にシステムに対応している介護ソフトであれば、

①居宅介護支援の介護ソフトで提供票のCSVファイルを作成 →

②ケアプランプランデータ連携システムにアップロード →

③サービス事業所は提供票のCSVファイルをダウンロードし、介護ソフトに取り込み

システムに未対応の介護ソフトであれば、

①居宅介護支援の介護ソフトで提供票のPDFファイルを作成 →

②ケアプランプランデータ連携システムにアップロード →

③サービス事業所は提供票のPDFファイルをダウンロードしプランや提供票の確認(必要に応じ印刷)

【実績の受け取り:サービス事業所 → 居宅介護支援】

異なる介護ソフトでも、共にシステムに対応している介護ソフトであれば、

①サービス事業所の介護ソフトで実績のCSVファイルを作成 →

②ケアプランプランデータ連携システムにアップロード →

③居宅介護支援は実績のCSVファイルをダウンロードし介護ソフトに取り込み

システムに未対応の介護ソフトであれば、

①サービス事業所の介護ソフトで実績のPDFファイルを作成 →

②ケアプランプランデータ連携システムにアップロード →

③居宅介護支援は実績のPDFファイルをダウンロードしプランや実績の確認(必要に応じ印刷)

まとめ

10月から郵送代が上がります。84円・94円共に110円です。高っ!

もはや郵送の時代ではありません。PDFでの連携は介護ソフトに直接取り込めるわけではないので、物足りなさはあるものの頻繁に送るケアプラン等の郵送代は格段に削減できます。

サービス事業所だって、計画書や報告をを送ることができます。ちなみにPDFだけでなくJPEGも送れます。うっかりすると、複合機がいらなくなるかもしれません。

今月ケアプランデータ連携システム未対応の介護ソフト『カイポケ』を利用しているサービス事業所が、2件導入してくれました。1件は導入依頼しましたが、もう1件はサービス事業所の判断です。

提供票や実績は、送る側はPDFデータですが、受け取る側はPDFを印刷すると思います。とはいってもお互い半分の労力が削減されます。少なくともケアマネだけ楽ができるというような不公平な連携ではありません。そこがいいところです。

ケアプランデータ連携システムの価値は、ここにもあるのだと思います。

データ連携について、未だに理解が乏しい事業者がほとんどだと思います。

今までのやり方を続けるということは、無駄な労力や無駄な経費を強いているのと同じです。

『現場で手いっぱいだから考える余裕がない』『対応しない介護ソフトがいけないんだ!』といった意見を未だに耳にします。もはや、それらの理由は通用しないのがこれからの介護業界です。

国は今まで経営を大規模化しないと言ってきました。様々な理由がありますが、データ連携についても同様です。弊社もそうですが、小規模事業者が生き抜くには変われる人や企業でなければ生きずらいと考えます。

とにかく、都合のいい言い訳ばかりするのではなく、

時代が変わったことを認識し、早く動き出してほしいと強く感じます。

横浜市の方針は、

『可能な限り早期に 全事業所でシステムが導入・活用されている状態を目指す』

とのことでした。ぜひ、セミナー動画を確認してください。やるなー!って感じました。

ぜひ、保険者として本気を出して取り組んでほしいです!