多くの皆様のおかげで、31年4月~特定事業所加算Ⅳを算定することができました。
退院退所加算・ターミナルケアマネジメント加算 算定回数
トライドが退院退所加算を算定した回数は38回です。実際の医療連携回数は52回でした。
退院後サービスを利用しない、認定結果が出たら要支援だったというケースも結構多く、それも含めれば、実際の連携回数は60回以上ではないでしょうか?
ターミナルケアマネジメント加算は30年9月に算定したので、9月~2月の半年間でしたが、5件算定できました。
ターミナルの方は多く担当させていただきましたが、ターミナルケアマネジメント加算の算定は結構敷居が高いと感じます。
ギリギリでしたが、よくクリアーできたものだとこれには驚いています。
来年度継続できるかは、なんともいえません。
退院退所加算
特定事業所加算Ⅳに必要な医療連携回数は、退院退所加算の算定回数ではなく、退院退所加算算定時の実際の連携回数です。多分、それなりのケアマネ人数で運営している事務所なら、難しい数字ではないと思います。
トライドの場合は、30年度本当にバタバタしながら仕事していましたが、それでやっとの数字です。結構多かったように感じます。
とても忙しかったです。
過去の職場で退院退所加算はこんなに多く算定していなかったので、確実に担当するお客様であったり、連携をとるネットワークが大きく異なったのだと思います。
皆さんに支えられての結果であることは間違いありません。
トライドに依頼を出してくれたり、連携をとっていただきありがとうございます。
ターミナルケアマネジメント加算
この加算が始まった時は、正直他人事でした。よって、特定事業所加算Ⅳ等、まずトライドには関係ない加算だと思い、まるで頭になかったです。30年9月に特定事業所加算Ⅲの届け出を出した際に、ついでに出しておこうという感覚で申請をしたんです;^^
もしかしたら算定できるのかも?
ターミナルケアマネジメント加算の受理書が送られてきた際に思ったのが、30年度の6月くらいから病院での情報提供やカンファレンスの回数が急に増え始めました。付随し、ターミナルの方も大幅に増えていました。
特定事業所加算Ⅳの算定はできなくても、ターミナルケアマネジメント加算は算定できるのかもしれない?
それ以前は、まるでそんなことは考えませんでしたが、きっとトライドのネットワークが大幅に変わりだしたのだと思います。
となると、もしかするとこの9月~2月で5件算定できるかも?なんて思うようになりました。
算定できなくてもターミナル案件は一人1~3件程は担当しているので、実は可能性はあるかもしれない?
そんな風に思いながら、取り組むようになりました。
この加算は結構算定が難しいです。条件が難しいんですね。
1人=1件算定にはなりません。間違いなく。
頻回な訪問が必要で、実際に訪問していても、緩和ケア病棟に入院したり、救急搬送というケースも少なくありません。
たまたま算定できたというケースの方が、ほとんどのような気がします。
私が思うターミナルのご利用者様に対する考え方
ターミナルの方を担当する際は、ケアマネのできることというのはあまり多くはない気がしていました。
基本は迅速な対応で、必要なサービスを整える
①在宅診療、医療訪看、福祉用具貸与(大概は在宅診療と訪問看護は決まっていることがほとんどかと)
②必要に応じ、訪問介護 or 定期巡回型随時対応型訪問介護、訪問入浴
①については、確実に必要なパターンですが、②についてはご本人やご家族の生活パターンや考え方での導入になると思います。
・いかに適切なタイミングで調整するのか?
・医療職種の考え方と方向性を認識したかかわり方と、それに応じたケアマネジメント展開。
やることは少ないといっても、人の人生の最期にかかわる職種として上記のようなことを念頭に連携をとれるかがケアマネジャーの大きな役割ではないでしょうか?
ケアマネの感性が試されるので、皆同じようにできるというわけではないと思います。
目で見てわかる専門性ではないので、ケアマネって難しいですよね。
ケアマネジメントに正解はないと言われますが、正解は一つではないでしょうが、正解の範囲はあると思います。
考え方の変化
上記の考え方は常に頭に入れて動いているつもりですが、起業するまではターミナル案件はかなり少ないイメージでした。ですが、今ではとても多いです。そうなると考え方も変化してきたことに気づきます。
以前はある程度調整したら、ケアマネの役割は終了と考えていました。実際にそれで終了ということは今でも少なくありません。
今では、ターミナルだからこそ、自分の目で確かめる、本人・家族の不安な気持ちを聞く、気持ちの変化をくみ取る、それらの状況を訪問看護や在宅診療を行うクリニックと共有する事を意識しています。
サービス調整は明らかにケアマネの役割です。ですが、人の最期にかかわる職種です。
サービス調整だけが仕事ではないと感じています。
サービス調整だけが連携ではないと考えるようになっています。
実際にご本人、ご家族と話してみると、「緊急時の連絡先を再確認したい、最後まで入浴したい、不安な気持ちを聞いてほしい」等。
上記を踏まえると、訪問回数は頻回になることが多くなります。
プランも変わってきますしね。
全てのターミナル案件に共通することではありませんが、この1年で私が見てきたターミナルに対する向き合い方は大きく変わったのだと思います。
人生の最期だからかかわる人達は大事
ケアマネはピンキリとか当たりはずれとか言われたりします。
残念ですが事実かと。ただ、ケアマネだけではなく資格を持っていても向いていない方というのは、どの業界にもいるはずです。
ケアマネが目立ってしまうのは、人の人生に足を踏み入れる職種だったり、調整役だからこそ問題が起きた時のデメリットが大きい?そんな職種だからではないでしょうか?
私が人生の最期を自宅で迎えると考えた時、円滑な連携を期待したいです。最期ですから。
そこで上手くいかないというのは、正直勘弁してほしい。
最期だからこそとても大事なんです。ケアマネのスキルで上手くいかないということがあってはいけないかと思います。
難しいことですが、『自分ならどう考えるのか?』
トライドだから上手くいくなんて言うつもりはありません。でも、トライドだから上手くいったって思えるケアマネ事務所でありたいと思っています。
敷居を上げているつもりはないのですが、きっとこんなことを言うと、トライドで働くことは大変だと思われてしまうかもしれません。ケアマネはそういう職種だと思っています。実際に大変ですよ;^^
トライドの考えをくみ取って働いてくれる従業員には感謝です。ありがたいことです。
『人の人生』『人生の最期』このキーワードを今一度考えてみる必要があります。
話は少し飛びますが、30年9月の専門Ⅰで講師を務めた際、グループワークで受講生から「ケアマネ次第で人生が変わる」との意見がありました。その通りだと思います。そういう仕事なんですね。私たちって。
こういった経験ができていることは、これも間違いなくトライドとチームを組んでくれる方々のおかげです。
トライドは恵まれています。
ありがとうございます。